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東日本健康ランド「カッパ王国」
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独断ミシュラン 総 合 点 ☆☆ ゆったり度 ☆☆☆ ひなび 度 ☆ ぴかぴか度 ☆☆☆☆ 眺めの良さ ☆ 泉 質 ☆☆☆ 投資満足度 ☆☆☆ |
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| ひがしにほんけんこうらんど かっぱおうこく |
泉質／源泉温度： |
単純泉／31.4℃ |
| ＧＰＳ情報 | 緯度 北緯 37ﾟ49'10.54" 経度 東経 140ﾟ30'37.61" |
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正式には野田温泉という。なぜ野田かというと、どうもここの経営者の名前らしい。東北自動車道の国見インターを降り、国道4号線を東京方面に数分進むと、道路左側に巨大な建物が見えるのですぐに分かる。場所がら、深夜ドライブで立ち寄る人たちやドライバーなどの利用が多いようだ。大きなエントランスを入ってげた箱に靴を預け、フロントで料金を支払うと個人別のロッカーの鍵と入浴セット（タオル2点と室内着）を貸し出してくれる。入口には無気味なミイラの写真が貼ってある。「なんじゃこりゃ」と思って見てみると、「カッパのミイラ」だという。この建物なのか社長の自宅なのかは分からないが、母屋を建築する時に発見されたものだという。「カッパ王国」という施設の名称も、どうやらこれにちなんだものらしい。
謎は多い施設だが、内容はけっこう充実している。浴室は何十人もいっぺんに入れる巨大な浴槽に加え、ジェットバスやサウナ、檜風呂、露天風呂などが備えられている。単純泉のお湯は見た目には透明で、においも弱いが、手ですくって鼻を近付けると、ほんのりとミネラル系というか自然の岩のような香りがただよう。肌触りも良く、肌をやわらかく包んでくれ、長時間ドライブの疲れを癒すにはちょうど良い心地だ。またなかなかいい雰囲気なのが、檜風呂。やわらかなお湯に加えて檜のなんともいえない香しい香りが五感を通じて癒してくれる。
風呂から上がって一杯、という人にはビール園も併設。もちろん大食堂もある。さらに映画上映室もある。時間を決めて専門家による健康セミナーも開催しており、ここだけで一日中過ごせそうな施設になっている。深夜に訪れた人は朝まで仮眠できるよう、安楽椅子を備えた仮眠室もある。いちおう仕切りによって男女別にもなっている。私が訪れた時、入館時間がすでに午前2時半ごろだったので、食堂などの施設はすべて終了していた。しかもゴールデンウイークの後半だったため、長距離ドライブで家に向かう家族連れなどで仮眠室もごったがえし、寝ている人が広間にまであふれている状態なのだった。多客時の融通措置なのだろう、この時は映写室にも仮眠寝具（ひらべったい安楽椅子のようなもの）が持ち込まれていたので、なんとか潜り込む事ができた。
さて夜があけると朝風呂でも、という人も数多い。風呂は朝8時から清掃に入ってしまうので、それまでに済ませておく必要がある。8時を過ぎると寝ている人もほとんどいなくなり、着替えや朝風呂などを済ませて再び旅路についていった。
