●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●
甲子温泉
|
独断ミシュラン 総 合 点 ☆☆☆☆ ゆったり度 ☆☆☆ ひなび 度 ☆☆☆☆ ぴかぴか度 ☆☆ 眺めの良さ ☆ 泉 質 ☆☆☆ 投資満足度 ☆☆☆☆ |
|
||||||||||
| かしおんせん |
泉質／源泉温度： |
石膏泉／48℃ |
| ＧＰＳ情報 | 緯度 北緯 37ﾟ10'41.09" 経度 東経 139ﾟ59'40.13" |
|
|
数十人はいっぺんに入れそうな混浴の「名物大岩風呂」で有名な旅館。ここの入口に置いてあるパンフレットには明治時代の案内資料が印刷されており、結構由緒ただしいところだと分かる。白河市街から車で30分ほど。ちょっと手前に温泉ホテル街の「新甲子温泉」があり、そこから真新しいトンネルをいくつか過ぎ、抜けた後の急カーブの坂道を下りたところにある一軒宿が、大黒屋だ。ここは手前のトンネルが夜間（午後7-午前7時）通行止めになる関係上、日帰り入浴の人は7時前には宿を出ないと大変なことになってしまう。さてフロントで料金を払い、当然大浴場に向かうのだが、けっこう道のりがある。下り坂になっている廊下を進んで階段を下り、いったん外に出て川を渡った所（専用の橋がある）に大浴場があるのだ。外には温泉プールも併設されている。また、大浴場は混浴だが、「混浴はちょっと」という女性には、すぐ隣に女性専用岩風呂がある。名物岩風呂は、湯治場の雰囲気らしく脱衣所も男女の区別もない。引き戸をあける、といきなり目の前に巨大な風呂と、風呂から超簡単なついたてで隔てただけの脱衣所が目に飛び込む。
風呂はけっこう深い。お湯の中で立つと胸ぐらいまではきそうな感じ。底は石がけっこうごつごつしている。いちおう浴槽の中に腰掛け部分がついているため、実用に困難はないが。浴室は木造で風情（ここで言う風情とは秘湯の雰囲気という意味でのだが）がある。壁の一部がどうしてしまったのかと驚くほど天然岩状態になっていて、そこに鳥居がかざってある。さらに浴槽の内部には丸っこい岩があり、その岩をさわると子宝に恵まれると言う。無色透明（私が行った時は夜で結構浴室内も暗かったのでそうにしか見えなかった）のお湯だが、からだにやわらかくまとわりついて来る感じで、上がった後もしばらくぽかぽかする。皮膚病などにも良いらしい。一回浴槽から上がった後でも、また何回でも入りたくなってしまう、不思議な魅力のある温泉だ。
 |
 |
 |
 |
| 甲子温泉への道 | 旅館の浴室に降りる階段 | 浴室へはさらに専用の橋を渡る | 大浴室の浴槽はかなり広い |
 |
 |
 |
|
| 大浴室の脱衣スペース。簡単 | よくわからないが風呂です | 夜間の浴室はちょっと暗め |