●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●
箱根湯本温泉（湯さか荘）
|
独断ミシュラン 総 合 点 ☆☆☆☆ ゆったり度 ☆☆☆ ひなび 度 ☆☆☆ ぴかぴか度 ☆☆☆ 眺めの良さ ☆☆☆☆ 泉 質 ☆☆☆☆ 投資満足度 ☆☆☆☆ |
|
||||||||||
| はこねゆもと（ゆさかそう） |
泉質／源泉温度： |
アルカリ性単純泉／45℃ |
| ＧＰＳ情報（微妙にずれる場合があります） | 緯度 北緯 35ﾟ13'30.31" 経度 東経 139ﾟ 6' 8.78" |
|
|
箱根湯本は言うまでもなく神奈川県の、いや日本の誇る一大温泉街である。箱根湯本の駅前からほど近い場所に大型のホテルも建ち並び、団体観光客も多く訪れる。一方で、湯本の三枚橋から分かれて畑宿経由で箱根町方面を結ぶ箱根旧街道沿いには、比較的こぢんまりとしつつも風情のある温泉宿が数多く存在する。日帰り施設も数多く、挙げれてしまえばきりがないが、今回、このうち源泉かけ流しの露天風呂で知られる「湯さか荘」に宿泊する機会を得た。
おりしも11月の中旬、箱根はちょうど紅葉のシーズンとあって車の数も多い。湯本駅付近は大渋滞であった。が、この宿は旧街道沿いにあるので、小田原からみて湯本駅のちょっと手前の交差点から畑宿方面を目指す。道幅の狭い道路をずんずん上っていくと、５分もかかるかかからないかで到着する。ここは日帰りは平日のみ、個室休憩と組み合わせたもののみで、値段も宿泊料金並みに高い。要予約であるので、ふいっと行って入れるものではない。いつもの私の温泉巡りは日帰りばかりだが、今回は週末で宿泊なので、ゆっくりと何回も温泉を楽しむことができそうだ。胸が高鳴る。建物は木造で親しみを感じる造りになっている。
さてさっそく風呂へ。ものの本によれば、ここは内湯は循環式だが、露天は源泉かけ流しということだ。ちなみに露天は箱根では珍しい混浴である。女性にはやや不利になる可能性があるので、夜８−９時は女性専用タイムにしてゆっくりと楽しめるように配慮されていた。この間は男性は内湯も入れない。ただ混浴タイムでもタオルなどを巻いて露天に入っている女性もいるようだ。内湯も下の方で男女間がつながっている。やや女性用の方が狭い。肝心のお湯だが、箱根湯本のスタンダードである無色透明のアルカリ性単純泉。色はついていないが、ほんのわずかにミネラル系の香りがする。肌にやわらかくまとわってくる感じで、時間をかけてゆっくりと入っていると疲れが吹っ飛んでいく。
露天は岩風呂であり、周囲の山々の緑を眺めながらゆっくりと湯浴みができる。岩の先には小さな庭園風の空間があり、風情がある。奥の方に湯の注ぎ口があり、そこから熱いお湯がこんこんと沸き出している。岩風呂の淵からどんどんお湯があふれ、外に流れ出ていた。あまりにも気持ちがよいので、超長風呂を楽しんでしまった。
部屋数が１８しかないので、浴室が人であふれかえるというほどにならず、ゆったりと温泉を楽しむことができた。宿の人たちも親しみがもて、「また来たいなあ」という思いで宿を後にすることができた。 （2002年11月）
 |
 |
 |
| 三枚橋から小田原方面を眺める | 奥に見えるのは箱根湯本駅 | 湯さか荘の客室からの眺め |
 |
 |
 |
| この日の夕食 | 男性用の内湯 | 露天は源泉の岩風呂 |