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銀山温泉 |
独断ミシュラン 総 合 点 ☆☆☆ ゆったり度 ☆☆ ひなび 度 ☆☆☆ ぴかぴか度 ☆☆☆ 眺めの良さ ☆ 泉 質 ☆☆☆ 投資満足度 ☆☆☆☆ |
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| ぎんざんおんせん |
泉質／源泉温度： |
含食塩硫化水素塩泉／63.2℃ |
| ＧＰＳ情報 | 緯度 北緯 38ﾟ33'58.59" 経度 東経 140ﾟ32' 3.92" |
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かつてのＪＲ東日本の観光キャンペーンやテレビでの紹介などで、その温泉街の風景だけは有名になってしまった（しかし風景だけの「知名度」に比べ、首都圏などの一般観光客にとってはほとんど無名に等しいのが現状のようだが）。ここは江戸時代に銀山として栄えたという歴史が基になっているだけあって、歴史を感じさせる建物が多い。築何十年も経過した文化財的な古い宿が、温泉街のまん中を流れる川の両脇に立ち並ぶ姿は、じゅうぶん日本人に「なつかしさ」を呼び起こさせる雰囲気だ。
尾花沢の市街地から標識に注意しながら車を20キロ弱ほど走らせると、温泉街の入り口にたどり着く。旅館の前の道は自動車の通行が不可能なほどの狭さで、車は温泉街にはいる前に止めておかなければならない。温泉街にはいると、大正時代にタイムスリップしたかのようなエキゾチックな温泉旅館が建ち並ぶ景色に驚く。浴衣姿で下駄ばきで歩くのが最も似合いそうな温泉街をどんどん進んでいくと、その先には中規模程度の大きさの滝があり、轟音がとどろいている。旅館街から一転して自然の姿となる姿は興味深い。
日帰り入浴を受け付けている旅館はだいたい午後３時まで。このほかに公衆浴場（内湯のみ）もある。受付などはなく、利用料１５０円を入り口の箱の中に入れるようになっている。私が利用したのは「藤屋」で、外来の客に対してもフロントの方の対応は親切で非常に好感が持てた。ちょっとした気遣いをしていただくだけで、そこの印象がものすごく良くなったりもするものだ。ちなみにここの宿の若おかみはアメリカ人の方だというのも珍しい。肝心のお湯はほんのり乳白色に濁った肌にやわらかな温泉で、皮膚病などに効能があるという。藤屋のお風呂は普通の浴室のほか家族風呂もあり、ゆっくりとくつろげる。湯上がり後は、ゆっくりと温泉街を散策したい。のんびりとくつろぎたい人向けの温泉といえそうだ。
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まるで大正時代にタイムスリッ プしたかのような銀山温泉街 （写真左）／公共温泉浴場も 存在する。外観も温泉街に合 わせている（写真右） |
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| 旅館藤屋の外観 | 能登屋旅館（利用しなかった） | 温泉街の奥にある滝 |